国連ユースボランティアでヨルダンへ!UNDPの仕事とヨルダンの生活【シリーズ:中東と私】

 今回は国連ユースボランティアというプログラム参加し、国連開発計画(UNDP)で実際に勤務を行った​​高濱さんにプログラムに応募された動機、現地での勤務内容や生活などをお伺いしました。ヨルダンで驚いたことは「ありすぎて覚えていない」と語る高濱さん。その驚きの数々の中から印象的だったことも教えていただきました!

高校生の頃から興味があった。ヨルダンに行った理由

 国連ユースボランティアという国内の大学の代表者が発展途上国の国連機関に派遣されるプログラムで、2019年度にヨルダンの首都アンマンの国連開発計画(UNDP)へ派遣されることになったからです。もともと、高校生の時から中東地域に興味を持っていて、いつか行ってみたいと思っていた場所でもありました。また、安全保障問題や国際関係論などを主に勉強していて、中東情勢には強い関心がありました。

 このプログラムでは、基本的にいくつかある候補地の中から、自分が興味のある国や仕事内容を事前に吟味して応募することができるのですが、その中でヨルダンが唯一の中東だったことと、仕事内容もそのポストのみが興味のある平和構築分野関連の仕事だったこともあり、応募を決めました。

16時半に終わり?ヨルダンでの一日の生活とは

 UNDPでの仕事は、8時半から始まり16時半までには終わりました。基本的には上司から頼まれたことや、他の同僚から任されたタスクなどを行なっていましたが、フィールドワークに行ったり同僚と一緒に現地の官庁などに訪問したりもしました。

 仕事が早めに終わるので、そのあとは結構自由に過ごしていました。アラビア語のランゲージスクールに通ったり(結局全然できるようになりませんでしたが笑)、現地のラグビークラブに加入して週2、3くらいで練習に参加したりもしていました。

 アンマンには、大使館や商社、JICAなどいろいろなバックグラウンドを持った日本人の方がいらっしゃったので、普段日本では到底会えないような方と簡単にコンタクトをとって一緒に食事させていただくなんてことも多々ありました。また、それでも本当に暇だったので、映画・ドラマを浴びるほど観ました。休日には友人と旅行にも行ったりもしました。

現地のラグビーチームの集合写真

喫煙休憩が1時間?!ヨルダンで驚いたこと

 ありすぎて全部は覚えていませんが、ヨルダンに限らず日本とは時間の感覚が違うと思います。良い意味でも悪い意味でも、時間にルーズなので先ほど8時半から16時半までが業務時間と言いましたが、これはそういうことになっているだけであって、周りの方々は前後1時間くらいは早かったり遅かったり、はたまた、喫煙率が非常に高い国なので1時間以上タバコ休憩があったりと、日本では考えられないなんてことはザラにありました。日本の方が神経質になりすぎてて、こちらの方が良いかもしれませんが笑。

 また、これはヨルダン国内でも人によって全然違うので一概には言えないというのは大前提ですが、イスラム教徒が多数を占めるこの国では、男性の女性との接し方も日本の常識とは大きく異なります。特に、フィールドワークでアンマンを離れて田舎の方にも何度か行かせていただいて、現地の方々とお話しする機会が多くあり一度自然と握手を求めてしまったら、後で上司の方にやめた方がいいと教えてもらいました。

 全く気にせず握手する女性ももちろんたくさんいますが、イスラム教の慣習として家族以外の男性と手を触れ合うことは良しとしない方もいるので、握手を求めることでさえも現地の文化と照らし合せて考えなければいけないのだなと非常に勉強になりました。

現地生活経験者が語る、オススメの場所

 これは人それぞれだと思うので個人的な意見ですが、ダントツでワディラムです。それも、夜のワディラムを強くお勧めします。ペトラ遺跡やアンマンのダウンタウンも素晴らしい場所でしたが、電気もインターネットもほぼ何もない砂漠地帯で、テントに寝泊りするのは特別でした。いろいろな国から集まった人たちと焚き火の周りで喋ったり、プラネタリウムみたいな夜空を見たりできて、個人的にはもう一度行きたいと強く思うスポットでした。

 ヨルダンは、あまり知られていませんが中東の中でもとても治安がよくて死海とかアカバみたいなリゾート地の観光スポットもたくさんあるので、もし行ける状況になって興味があればぜひ行ってみてください!

ペトラ遺跡に行ったときの写真

 高濱さんのお話、いかがでしたでしょうか。このお話をきっかけに、少しでも中東に興味を持ってくださる方がいらっしゃれば幸いです。もっと中東のことを知りたくなってきた!という方は、是非MENA watchのインスタグラムツイッターをフォローお願いします。また、「自分も中東との関わりを記事にして伝えたい」という方は是非MENA watchウェブサイトのお問い合わせページ、もしくはインスタグラムかTwitterのDMにてお知らせください。

 「中東と私」シリーズはこれからまだまだ続く予定です。どうぞお楽しみに!